個人投資家Kの雑文

個人投資家。株式投資。テクニカル分析をメインに、短期スイングでトレード。

「短期スイング論」を一部紹介

メインブログにて無料公開していた「【完全版】短期スイング概論【売買のポイントを体系的に解説】 | Kabusky BLOG」をパスワード設定にしました。その詳細については、note「「短期スイング論」のパスワードについて|Mr.Kabusky|note」にて説明しています。

 

分量としては2万字超で、僕自身の短期スイングに対する基本的な考え方を詳細に述べました。noteとして販売してから既に約2年経過していますが、根本的な考え方については変更はありません。

 

下記に本文を一部紹介します。

 

本記事で述べていることは、私が相場に取り組む際に大事にしている基本的なスタンスです。実際には、ここで述べたことを相場環境によって若干アレンジし、具体的な場面に適用しています。ただし、コアな部分に変更はありません。そして、本記事は初心者の方を想定読者として書いています。分量の関係上、説明を簡略化した部分もありますが、短期スイングにおける私なりの考え方をコンパクトにまとめました。考え方を伝える以上、ブログとしてはかなりの分量となっています。その点をご理解した上で、本記事を読んで頂けると幸いです。では、今回の記事で述べることを目次にて確認することにします。

以上が、今回の記事の概要です。タイトルに「短期スイング概論」とある通り、それぞれの場面において、基本的な考えを中心に述べていきます。時折、用語の説明もする予定ですが、それよりも根本的な思考について掘り下げるつもりです。それでは、早速行きましょう。

 

0.はじめに

株取引を上達させる為には、「自分に合ったトレード手法を確立させることが重要である」と言われます。これはある意味では当然のことであり、闇雲にトレードをしても思うような結果は出ません。戦略的にトレードをしなければ、単なるギャンブルに終始します。では、「自分に合ったトレード手法」とは何でしょうか。その答えは一意的には定まりません。人それぞれ適性は異なり、デイトレードを得意とする人がいれば、長期的なスパンで割安な銘柄にじっくりと取り組むことを得意とする人もいます。時間軸が異なるだけでも、トレード手法は多岐にわたる。特に初心者の場合は、知識と経験が不足している分、どれが自分に合ったトレード手法なのかよく分かりません。

株についての本を眺めると、「身近な企業に投資しよう」などと書いてあります。自分の生活に身近な商品やサービスを扱う企業ならば想像力が働きやすいということなのでしょう。個人的な意見をいえば、これは少々不親切な回答ではないかと思っています。身近な企業だからといって、業績面まで考え、そこから将来の株価まで想像することは初心者にとっては容易なことではありません。企業の財務諸表を読む為には会計学についての基本的な知識が必要であり、チャートを分析する為にはメジャーなテクニカル理論について学習しなければなりません。手元に潤沢な資金があれば、面倒なことを考えずに「横綱相撲的なスタンス」で臨めば良いでしょう。

ただ、大抵の投資家は元手となる資金はあまり多くありません。そして、少ない元手をなるべく短期間で効率的に増やしたいと思っています。そういった観点からは、「身近な企業に投資しよう」という回答は極めて不親切だと言えるのです。では、どういった企業に投資すれば良いのでしょうか。私の回答は極めてシンプルです。それは「時間軸を短めに設定し、業績の進捗率が良く、日足・週足のチャート形成が綺麗な銘柄に投資すること」です。こういった銘柄はトレードする際のリスクを低く抑えられるのが大きなメリットです。もちろん、初心者の段階でそういった銘柄を効率的に探すのは難しいでしょう。そこで、銘柄選定からエントリーポイント、そしてエグジットやロスカット基準に至るまで、一連の流れを体系的に記述したいと思っています。

 ただし、今回の記事では、目新しい知識は登場しません。それよりも、基本的な知識を組み合わせ、それをマーケットの中でどのように適用させるのかに力点を置いています。トレードにおいて最も重要なことは、「目の前の現象をできるだけシンプルに眺めること」であると思っています。株取引においては、複雑に見える現象を複雑に読み解くことは実益があるとは言えません。マーケットを支配するのは人間心理です。分かりやすい流れにしか人は動きません。そうした基本的な心理を知ることの方が大いに役立ちます。今回の記事ではそういったことを踏まえて、項目ごとに概論を述べたいと思います。詳細な説明はあえてしません。あまりに細かな議論に立ち入ると、かえって頭が混乱するからです。初心者の場合は大まかなフレームワークを早めに理解する方が理に適います。個別具体的なことは実践の中で解決する方が良いでしょう。では、具体的に見ていきます。

1.短期スイングでは「成長株(=グロース株)」に投資が基本原則

株取引で最初に直面する問題は「どの銘柄を選ぶべきか」でしょう。銘柄選定は非常に難しい問題です。銘柄選定といえば、四季報を片手に自分なりに良いと思った銘柄をピックアップし、それをリスト化して実際に取引する銘柄を決定するというのが一般的です。これは一つの有効な手段です。ただし、初心者の段階で四季報に掲載されている内容を正確に読み解き、それを基に取引対象とする銘柄を選定するのはなかなか大変な作業です。決算書の細かな数値を読み解くには専門的な知識が必要となります。大半の個人投資家は専門的な知識がありません。なので、あまり細かな部分に立ち入ろうとするとかえって頭が混乱します。したがって、四季報を読む際には見るべきポイントを絞った方が良いでしょう。

そして、より重要なのは、短期スイングでは「成長株(=グロース株)」に投資する方がリスクが低いということです。ここで一口に銘柄と言っても、その種類は多岐にわたります。中には投資対象としてはリスクの高い銘柄も存在します。例えば、低位株(=株価が相場全体の中で相対的に低い銘柄。通称、ボロ株)や仕手株(=投機筋によって人為的に株価操作されている銘柄)などです。こういった銘柄はチャートが不安定であり、時間軸に細心の注意を払わなければ大ケガをしてしまいます。初心者が安易に取り組むのはかなり危険です。ある程度、場数を踏んだ後で挑戦することをオススメします。そこで、短期スイングでは「成長株」に投資することを基本原則とします。では、どうやってそういった銘柄を発掘するのでしょうか。その手順についてこの章では説明したいと思います。

 

 以上が本文の一部抜粋です。